アメリカに住んでいた事を明かすと
「英語話せるの?」と、よく聞かれます。
国や言語に限らず、帰国子女あるあるですね(笑)
ほぼ毎日英語を見たり聞いたり話していたおかげで、日常会話はできるようになりました。
(帰国してからはたま~にしか使わないので、英語力はどんどんどんどん落ちていますが・・・)
正確には「アメリカにいたから」と言うより
「生活していく上で必要だったから」身に付いたのかもしれません。
英語わかんない・・・苦労した学生時代
アメリカで生まれたものの物心付く前に日本に帰ったので、英語は全く話せませんでした。
(引っ越し直前に英会話教室に通ったぐらい)
アメリカの学校にはESLという第一言語が英語以外の外国人向けの英語を取得する為の授業があります。
学期の終わりに受けるテストに合格すれば、英語が身に付いたと見なされ修了となります。
プログラム修了時期は個人によりますが・・・
- だいたい平均的には2年ぐらい。
- 飲み込みが早い人は1年前後。
- 逆に4年以上掛かった人も。
私はESLを修了するのに、3年掛かりました。
2年ぐらいで英語に慣れてきたし何とかなるだろうと油断していたので、
最後の上級クラスで終わらせなければまずいな、と少し焦りました。
私の場合、日本人の友達と一緒にいて家でも日本語だし、
家庭の事情により親への反抗心もあってモチベーションが低かったのかもしれません。
ですが、アメリカでは小学生の時から留年も起こり得たので単位を落とすまいと必死で勉強したり、
先生や友達・クラスメイトと授業や部活を通じてできる限りコミュニケーションを取ったりして、
何とかESLを修了することができました。
まあ英語がわかるようになったからと言って、それまでより勉強が出来るようになった訳ではないですがね←
帰国後: 役に立った時
日本に帰ってからは英語や海外に直接関わる事は殆どしていないのですが・・・
少しでも役に立った事は何回かあります。
接客業をしていた時に外国人客の対応を任された時。
うろ覚えになったり、そもそも英語で言った事のない言葉もあり全てを伝えきれなかった時もありますが、
それでも「Thank you!」って言われた時は素直に嬉しかったです。
あとは外国でも行われている学力テストの採点バイトですかね。
マニュアル内の英文や英語圏の解答だった時に上司と一緒に軽―く内容を確認したり、
筆記体も他のスタッフさん達よりは見慣れていたので、一緒に解読もしました。
余談ですが、英語以外の言語を話していたお客さんを対応したこともあります。
(確かフランス語だった気が・・・)
コンビニでバイトをしていた時。
その方はビールとかを買いに来店。
お店によっては、お酒などを買おうとすると年齢確認のお知らせがタッチパネルに出てくるじゃないですか。
明らかに20歳以上だったのでタッチして貰えば良かったのですが・・・
「なんて書いてあるかわからないのに、押せる訳ないじゃない!!!」
とかなり警戒されていました・・・。(ニュアンスとしては↑な感じだった)
一緒に買い物に来た人が英語を話せたのでその人にフォローして貰って解決しましたが、
「言葉がわからなくて不安なのは、あの頃の自分だけじゃないんだな」と、痛感しました。
英語はもう使わないの?
帰国してからはSNS上での連絡を含めてもたま~にしか使わないので、
どんどんどんどん英語力が落ちています。
よく聞かれるのが
「英語を活かした仕事に就かないの?」
と就職が有利になると思われるケース。
確かに一種のアドバンテージにはなりますが、
英語が話せるからと言ってそれに関わる仕事に就けるとも限りませんし、
特に強いこだわりは持っていません。
書くか・読むか・話すかで勉強方法も変わっていくし、
場合によってはビジネス英語や業界用語も学ばないといけません。
反抗期だった時のモチベーションの低さもあるが、
英語がある程度話せるようになってNY生活に慣れてからも他に夢があったので、
英語に関しては「いつか使えたらいいな~」ってレベルです(笑)
その気になれば英語は使える!?
今でもペラペラ話せるか?
うーん・・・自信ありません。もともと口下手ですからね(苦笑)
TVや映画や歌の英語、字幕や翻訳なしでわかる?
しっかり訳せないけど、何となくわかります。
“何となく”というのは、「英語は英語」「日本語は日本語」という感覚で読んだり聞いたりしているから。
必要に応じて英語⇔日本語に訳すけど文化が違う分、直訳すればいいという物ではないですからね。
正直プロフィールの特技欄に「英語」と書いていいのか危ういレベルだけど、
1つだけ自信があるのは発音ですかね。
カラオケとかで英語の歌を披露すると、たまに「おー!」って言われます(笑)
(但しNYで知り合った友達からは、ラップとか少しでも噛むと厳し目に見られるw)
ただ厄介なのが、日本語を話している時に、英語発音の癖が出てしまう事。
お芝居のレッスンや公演の時はそれが仇となりましたね・・・。
まあ一長一短あるということで。
終わりに
ぶっちゃけ英語やアメリカとはあまり関係のない仕事や活動をしている私ですが・・・
人それぞれではないでしょうか?
今でも「もったいない」とは家族や知人に言われますが、
帰国子女という事実を否定するつもりもないし、
忘れようとした所で私がアメリカに住んでいた事実が消える訳ではありません。
ただ「帰国子女だからこういう道に進まないといけない」という固定概念は捨てたいです。
望んでいなければ無理にその進路を選ぶ必要はないかな、と思ってます。
今はそんなにこだわっていなくても、
もし英語を使う仕事をやってみたくなったらブランクを取り戻すべく猛勉強するつもりです。
アメリカの友達ともまだ繋がりはあるので、英語はある程度覚えていかないと。
(SNSで英語の投稿する時はググりまくってますがw)
アメリカで生活する上で必要だったから、
そして、そこで仲良くなった友達とのコミュニケーションを取る為、
私は英語を話せるようになったのかな、と思います。