「アメリカ・ニューヨーク出身です」
「アメリカ・ニューヨークで生まれました」
「約8年間、ニューヨークに住んでいました」
「小中高、全部アメリカ」
普段生活している中で、自分の出身地やNY生活の事はあまり自分から言いません。
例えば自己紹介タイムで「出身地は?」と聞かれたり、
話の流れでカミングアウト(という表現もアレだが)した方がいい時に話すぐらいです。
というのも、
私はたまたま親の仕事の都合でNYで生まれ、
一度帰国したものの血の繋がった父親の死別後、
アメリカに住んでいた今の父親と再婚する為に引っ越して、
アメリカ生まれで永住権があるから周りの友達みたいに2,3年で帰ることなく、
気付いたら高校卒業までいた、というだけ。
「だけ」って締めたけど、生活していく上での不安や苦労を考えたらね・・・(苦笑)
只でさえ知らない場所、しかも異国の地に踏み入るのにも不安になったり緊張したりするのに、私の場合家庭の事情が絡んでたから色々苦しんでたな・・・。
今では話のネタにもなるので、少なくとも「アメリカなんか行かなきゃ良かった・・・」とは思いません。
※気分によってそれに近い感情はあるかもしれないが。
ありきたりな表現ですが「良い経験だった」って言えます。
「〇〇人は△△」という固定概念
アメリカの学校、というか少なくとも私が通っていた学校では約2ヶ月も夏休みがありました。
うち1ヶ月は日本に一時帰国し母親の実家に泊まるのがお決まりのコース。
ある日、母と祖母が私のことを話しているのが聞こえて・・・。
「アメリカに住んでいるクセに、なんであんな閉鎖的なままなの?」
( ゚д゚)ハァッ!?
「アメリカに住んでいるのに内向的」
「日本人のクセに鶴が折れない」
「女のくせに部屋汚い」
↑これ全部私のことです(苦笑)
否定はしないけど「○○人は△△」って固定概念が大嫌い!!!!
そりゃ環境とか誰かの影響で人間が変わるのはわかる!!!
けど、私は私なんだからほっといてくれーーーー!!!てなるから苦手なんです。
で、これの続きか別の会話でなのか忘れたけど(ォィ)、祖母のこんな一言も刺さった↓
「あんた(おかん)の教育がなってないんだよ」
どっちの味方なのかわからんが(多分両方) 、特に自分に罪悪感はない(苦笑)
あの一言から母も特段変わった様子はないし。
ニューヨークに住んでてよかったかも、と思った瞬間
専門学生時代、友達何人かと話していた時、
(物凄く救われた出来事なのにあやふやで正確には覚えていない私・・・・)
A「みずきって、NYにいたからかそういう風(かぜ)を感じるんだよねー」
B「ねー」
私「そう?でも人見知りとかはまだ治ってないよ;; 親にもなんで閉鎖的なの?って言われちゃったし・・・」
A「んー・・・あんまり気にならないなー。少なくとも私にはオープンに見える!」
B「化粧もあるかもしれないけど、何となくそう感じるー」
化粧とかおしゃれは多分だけど、
少女マンガ誌「りぼん」(主にGALS!) と日本人学校の都会育ちの子達の影響。
(ん?NYあまり関係ない?)
その子達が本当におしゃれでブランドや雑誌を何となく覚えて買い物リストに入れておきました。
アメリカに引っ越す前は割と田舎な所に住んでいたからか、おしゃれには無頓着だったなー。
ブランドの”ブ”の字も知らなかったぐらい(笑)
ファッションとか興味を持つようになってからは一時帰国する度に109とかデパート行って服を買っていたなー。(親も引くぐらい高めだった・・・)
人見知りな部分ですが、今でも初対面の人とは上手く話せません(苦笑)
でも気の知れた友達からは「明るい」「面白い」と言われます。
(お笑いネタやモノマネを披露したりテンションが高くなっていたら、心を開いている証拠だと思って下さいw)
どこにいようと私は私
住んでいる場所やそこでの経験によって人間は変わります。
もちろん変わらない部分もあります。
アメリカに住んでいなければ、
私は今まで以上に殻に閉じこもっていただろうし、
自分の視野も狭いままだったのかなーって思います。
(これでも変わった方よ・・・)
それでも「好きなものは好き」という考えは変わらず、
アニメやゆるキャラ等、好きなもので溢れている日本に帰ってきました。
結局どこにいようと
見た目や性格が変わろうと
私は私!
自分らしく生きていくだけです。